Arduinoで反応時間を測る
Arduinoは、様々な事ができる便利なマイクロコンピュータだけれど、もちろん心理学の実験にも使える。Arduinoはシングルタスクなので、反応時間を正確に測るような処理にはWindowsPCより向いている(つまり比較的正確な測定値が期待できる)。ここでは、Arduinoを使った安価な測定システムで、反応時間を測定してみよう。
ブレッドボード上にボタンとLEDを配置し反応時間の計測を行う
(写真クリックで拡大)
反応時間の測定にはタクトスイッチとRGBフルカラーLEDを使用した。
どちらも秋月電子で入手できる。
Rボタン->digital port 8
Bボタン->digital port 9
Gボタン->digital port 10
(ボタンの反対側の端子はGNDへつなぐ)
R LED->digital port 11
B LED->digital port 12
G LED->digital port 13
(4色LEDは一番長い足がGND)
反応時間は、下記のスケッチで測定した。赤ボタンのみ用いた単純反応時間課題だ。
RT1.pde
ダウンロードして動作させてみてほしい。
RT1.zip
反応時間は、Arduino開発環境のシリアルモニタ上で確認できる。通信速度は9600bpsに設定する。
発展形の3ボタン選択形式の課題
こちらは、LEDの色に対応したボタンを押さなければならない。
RT3.pde
以下ダウンロード
RT3.zip
こちらは、RGBの3択であり、そのぶん反応が遅延する。
どのような条件で行うと反応時間が短縮/延長するのか、様々な条件で試してみよう。
2011/03/24 作成
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