「計測機器」カテゴリーアーカイブ

平良さんに作成して頂いたモジュールなどを組み込み、機器を二つ製作しました。

HR測定装置の使い方

心拍データ分析用ページ

RMSSD解析ページ(1分間隔)

RMSSD解析ページ(30秒間隔)

心拍が正常に測れないときの解決策

  • 電極を張り付ける位置、または電極ケーブルが対応した場所に付けられていない
    • 電極は鎖骨の下の一ヶ所と肋骨があるところの二ヵ所に貼り付けます。
    • 貼り付ける電極ケーブルの色が違う可能性があります(棒人間の画像の色のついた〇のように貼らないと計測ができません)。
    • 電極ケーブルと計測器から出ているケーブルの色が対応していない可能性があります。
  • 電気的ノイズを拾っている
    • 机の上に計測器を置いて計測した場合や、電子レンジなどの電気的ノイズを発する機器から離れて計測すると治ります。
    • セーターなどの静電気を発しやすい衣類を着ながら計測をするとノイズが乗りますので、服装を変えてみるとなるかもしれません。
電極の位置
正常に測れているときの波形

皮膚温計測実験事例

1.自己紹介時の皮膚温
ゼミ内で二人一組になってもらい、自己紹介をしてもらった時の皮膚温変化を以下に示しました。実験スケジュールは、前安静3分→自己紹介4分→後安静3分の計10分です。左は12名ぶんの個人データであり、右はその全体平均です。
tp
前安静で徐々に皮膚温が上昇し、課題で低下し、後安静で上昇するという傾向はあるものの、前安静から低下しっぱなしという人も多い(前安静から、自己紹介で何を話そうか考えている?)ため、全体としては右側のようなグラフとなります。このように皮膚温は、予期的な不安を反映しやすい指標と言えそうです。

2.ダーツ課題中の皮膚温
磁石で黒板に吸い付くダーツを作成し、プレイ中の皮膚温変化を計測しました。プレイヤーはゼミ生の森くんです。darts
スケジュールは、1分安静、2分ダーツ(30秒間隔で8投)、1分安静とし、これを4トライアル繰り返しました。皮膚温はどのように変化しているでしょうか?上段はトライアルごと(t1~t4)の変化、下段は全体平均を示しています。
dp
ダーツ中に皮膚温の低下が認められます。ゼミ内トーナメントを控えた練習でしたが、1回めは大きく下降しているのに対し、トライアルが繰り返される毎に低下しなくなり、課題に慣れていく過程がわかります。4回め(グラフ中t4)は集中力が切れたのかスコアも低かったです。皮膚温みると、課題の後半からもう上りはじめてしまっており、集中力の持続も皮膚温で評価できる可能性が考えられそうです。

皮膚温測定器生産

昨日今日とよしだ氏とともに皮膚温測定器を生産してきました。

image

昨日の段階では僕が2台、よしだ氏が1台、先生が作った1台を合わせて皮膚温測定器が計4台になりました。途中よしだ氏がディスプレイのはんだ付けに苦戦していましが、そんな中僕は3台目に突入。この時点であとは配線とプログラムの書き込みだけだったので、次の日に助手室のPC借りてやろうと思っていたのですが、なんと助手室のPCでは書き込めないという…
どうやら開発環境が違うらしく、結局は先生のPCを借りて書き込みをし、3台目を完成させました。僕がバイトに行く前になんとか皮膚温測定器が計5台になりました(写真は長野製作所無し)。

image

あの後台数増えたのかなぁ

PVアタッチメント

水曜の基礎実験終わりにHR,PV,SCのケーブルが何セットあるか確認している時、今まで使ってたPVアタッチメントは指の抑えがあまいよねということで新しく作ることに。
デザインはワークショップで使われるPVアタッチメントを元に、普段使ってるセンサーに合わせ設計をし直した。(デザインをスクショするの忘れてました…)
そして昨夜、新しいアタッチメントを3Dプリンターで作成。永田くんが「ABSなら浮くからアセトン塗った方がいいかもですね」と言ってたのでアセトンを塗ることに。この時どうやら塗りすぎていたらしく、今日のお昼に来てボードから剥がしたら悲惨なことに…

image

昨日のアタッチメントがこうなってしまったのでまた作り直した。

imageimage

この写真からだとわかりづらいかもだけど、地味に浮いてるんですよね……
まぁとにかく刷り終わったので既存のPVセンサーのアタッチメントを付け替えておきました。

あ、完成品の写真忘れてた……