「PCB」カテゴリーアーカイブ

ウェアラブル音声センサーの基板化

先日作成したウェアラブル音声センサーの基板化を行いました。ブレッドボードのままでは、頭部に装着しにくいので。話が長いので、結論から行きますと、ちゃんと基板化できました(下左)。Eagleの筋電図測定回路を一部改変して、音声を音圧に変換する回路のボードデータを作成しました(下右)。初段のアンプはLM358を使います。

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で、せっかくですので、imodelaではなくKitmillを使います。1)Eagleの設計ファイルをガーバーファイルに変換し、oriminPCBに読み込ませる、2)oriminPCBで、ガーバーファイルをNCデータに変換する、3)作成したncデータをUSBCNCに読み込ませて切削する、という順序です。がんばれkitmill(下左)。kitmillは切削中に、切削部位と経過時間が表示されます(下中央)。結構複雑な基板で、だいたい40分くらいで一枚完成します。このあたりは、oriminPCBの切削設定で変えられますが(下右)、今は刃物を折らないように、切り込み速度をすべて30mm/minにしてます。かなり慎重な設定なので、本当はもっと短時間で完成するものなのかもしれません。

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で、完成した基板に部品を組み付けて、動作チェックをします。ランドが小さくてハンダ付けがめんどくせぇ・・・(涙)。パタンにもう少し手を入れないと量産はキツイな・・・。で、ブレッドボードと並べて動作チェック(下中央)。最初基板型の感度がえらく鈍くて、「やっちまったか!?」とビビったが、これはマイクモジュールの背面のはんだジャンパをショートさせてないのが原因だった。ちゃんと組み上がればホラ、どちらのモジュールも同じ(くらい)の音圧だ(下右)。

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はぁやれやれ、ようやく音声測定回路を基板化して、kitmillも使ってみたけど、やっぱり慣れなくて、またしてもエンドミルを折ってしまった。まだほとんど新品状態だったのに。。。(涙)でもまぁ徐々に慣れていかなくてはね。

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Eagleファイル:voice

脈波カー(モータードライバ部分)

やってしまいました。昨晩、新ゼミ生の事をぼんやり考えながら、(子どもが納豆にネギを入れたいと言うので)ネギを刻んでいたら、かつてないくらい親指の先を包丁で・・・消毒して、止血して、痛み止めを飲んで、、、怖いので傷口はそれいらい見てません。くっつくかなー、くっつくといいなー。親指@左手が使用不能なので、キーボードを押すのが億劫です。

さて、脈波カーなのですが、肝心のドライバIC(写真1ブレッドボード上、黒いデカイやつ)が生産中止で、代替品の情報も無いので、とりあえず代わりになりそうなICをまとめ買いしました(写真2)。もともとMP4401というMOSFETトランジスタアレイというのを使ってたんだけど、SMA4032という奴が、見た目・形状的に(中身的にも)イケそうな気がする(写真3)。で、入れ替えてみると実際問題なく動作した(写真4)。・・・あとで気がつくのだが、私MP4401を結構沢山在庫している・・・代替部品なんてひつようないんじゃないかという事実(写真5)。
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IC買っただけじゃないかと?いやいや、基板の設計もしたよー。まだ切ってないけど・・・。切削と組み立て作業は、まだこれからです。ご期待を!(誰が?)

PVCB

EagleFile: PVC_B

参考資料:MP4401

 

脈波カー(計測部分を基板化する)

脈波カーは,1年の時を経て,割りとまじめにバージョンアップ中だ。どうにも複雑でカサが張るので,脈波アンプ+電源+マイクロコンピュータ部分を専用基板にまとめモジュール化した。単4一本で駆動する。ペン先部分は,0.38mmの三菱リフィルが使いやすい事がわかった。アームの尖端にうまく固定するのは課題だが,きちんと固定すれば美しく測れる(サムネイルを御覧ください)。

脈波カー 20150406-211309-76389420.jpg 20150406-211310-76390232.jpg 20150406-211308-76388616.jpg

EagleFile:PVcar

あとは,ステッピングモーター制御部分を基板でモジュール化するだけ・・・なんだが,難航しとります。というのも,ステッピングモーター駆動に使ってたモータードライバICMP4401がディスコン(生産中止)になってしまったのだ。現在代替品を探してる最中ですが,なんせ不慣れなものでさっぱり・・・まぁ明日には部品が届くので,どうにかなるのでは。

調査ファイル:replace4401

部品表:PVcarParts