わりとよく聞くノズル詰まりだが、今まであまり深刻な症状は体験してなかった。しかしとうとう来た。何度フィラメントを送っても、ノズルの先端まで行くと止まる・・・送る部分を掃除しても、フィラメントを変えてもダメ。
通常ノズルが詰まった時は、ノズルをChangeFilamentで温めてから、一番細い六角レンチの長い辺をホットエンドの穴に押し込むと、中にたまったフィラメントが押し出されてニュルニュルと出てくる。これは割りと一般的な対処法のようだ。
今回はいくら押しても全く出る気配がない・・・つまり、ノズルに何かが詰まって便秘状態になっているのだ。ノズルの構造は・・・直径は2.38mmで意外に広い。ここに溶けたフィラメントが貯まるのだね。先端は細くなっている・・・この細くなっている部分に何か詰まったのだ。240℃に熱しても溶けない何かが。心当たりがある。多分Woodフィラメントが詰まったのだろう。
ノズルを温めた状態で、反対側から細いものを突っ込んでやれば良いと思われるが、何が良いのだろう?と思ってると以下の様な手法を紹介する動画があった。金属のハケの繊維を使う手法だ。
・・・・探すが無い。同じくらい細いもの・・・ニクロム線?太すぎるようだ。はんだ吸い取り線の銅線?細すぎる・・・。マルピンヘッダーの細い方・・・まだ太すぎる。削ってみよう・・・よく見えないけど、ちょっと細くなったような・・・。ちょっとだけ穴に刺さった。試しに上から六角レンチで押してみると・・・出るわ出るわ、不純物だらけで黒く変色したフィラメントのカスが(↓)。
ああ、きつかった・・・。メインマシンのHPノートではMakerWareが起動しなくなっちゃうし、ノズルは詰まるわとトラブル続きで、3Dプリンタライフは踏んだり蹴ったりだ。日本の大手メーカーが手を出したがらない理由はこういうところにあるのかもね。