ああ先延ばしにしていた基礎実験追加課題・・・やはりやらねばならぬのだろうか?あと9日後には実施だから、準備するなら最早今しかない。思いついた実験計画は下記の通り。
樹木(多い・少ない)×水場(あり・なし)の2要因参加者内計画
全員が、2×2の計4条件を実施し、短縮版一般感情尺度に回答する。条件の実施順序は学籍番号でカウンタバランスする。実施時間は質問紙回答も含めて15~20分くらいを想定。学生はこの計画で分析する。
音声(あり・なし)×魅力的な地形(あり・なし)の2要因参加者間計画
参加者約100名を学籍番号で2×2の4群に配置する。参加者内計画の裏で参加者間計画を実施。あわよくば環境心理学会で発表。
樹木は多いほうがリラックスする。水場はあるほうがリラックスする。これは先行研究通りで、結果は固いだろう。鳥の声や水の音といった音声刺激も、リラックスに大きく寄与するとの指摘がある。また、先の見えないようなトレイルのほうが、記憶に留まりやすいというという指摘もある。探索行動を刺激するような地形は、行動を促進するのではないだろうか?
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懸案事項と対策状態
・テレインの複製方法がわからない。→データを複製すればできるようだ。
・どの程度のGPU負荷にして良いかわからない。そんなに木を増やせるだろうか?
→とりあえず手持ちのノートPCで検証しながらやろうか。ライトマップでできるだけ軽くしよう。できればLuxWater使いたいが・・・
・質問紙をUnityWebGL上で測りたいが、開発が間に合うだろうか?
ああWebGLサポート入れてない・・・。自然景観用の巨大アセット、WebGL変換どんだけ時間かかるだろうか。あまり多くは望めないか・・・。速い!ストレージが速いとこんなに違うのか!!
・地形を塗り分けたりするのが面倒くさい件
→VSProを使って自動塗り分けでお茶を濁すのはどうだろうか?水面付近がどうも怪しいね・・・テクスチャ変えたほうが良いかもしれない。
・行動データをとりたいが間に合うだろうか?
→これ大変だぞ!?行動データまでは無理かなぁ
で完成したのがこちら(プロジェクトCP2)。樹木(あり・なし)×水場(あり・なし)の2要因参加者内計画で、従属変数は一般感情尺度です。http://kodamalab.sakura.ne.jp/WGL/CP2/(Google Chromeを使用してください。公園CG提示中はWASDキーとマウスで移動できます。)木も水場もないと、ただの空き地だね。ポイントとしては、あえて都市部の公園という設定にした事で面積を限定し、実験刺激を作成しやすくしたこと。その分、道路や市街などの情報を足さなければならなかったが、これはこれで有りなのではないかと。遊具を置いてみたり、公園研究の将来に夢が膨らむ。
長谷川式にインスパイアされて、僕も実験刺激内で一般感情尺度を測ることにしました。
が・・・これには大きな問題が。WebGLでビルとすると、UIで日本語が入力できないらしい。マジか。内省報告とか書いてもらおうと思ってたのに・・・。ほぼ完成してから「あれ?!」とか気がつく間抜けぶりで。。。とりあえず今年の運用は諦めお蔵入りさせます。