23mh203 11/3の報告

 予備実験が延期になり、データ数が揃うのは11/10の見込みに
空き時間でポリヴェーガル理論で聴覚に関連する部分について調べた。

 ポリヴェーガル理論入門(著:ステファン・W・ポージェス 訳:花丘ちぐさ)では、人間は低いピッチの音が捕食動物が近づいて来たと解釈する傾向があり、反対に高いピッチの柔らかい音はお母さんが赤ちゃんをあやす時の声によく見られることから「安全である」という「合図」になりうると触れられている。
 特に女性の歌声は低周波を伴わず、抑揚がある上に歌声をコンピューターで変換するとさらに抑揚は強調され音韻も強調されるのでより「安全である」という「合図」を受け取りやすくなるとのことであった。

 この際に絡んでくるのが本内で「中耳筋」と呼ばれている部分なのだが、中耳筋という筋肉は少し探した限り見当たらなかった。
 中耳というのは鼓膜のさらに先の部分で、鼓膜の他に耳小骨と呼ばれる3つの骨が関節でつながっている部分がある。

坂下耳鼻咽喉科HPより https://sakashita-jibika.com/ear/ear_construction/

 この耳小骨の関節を動かす筋肉が本の中で出てきた「中耳筋」と思われる(医学系だと耳小骨筋と呼ばれていた)。これを動かすことで鼓膜の張り具合を変えて聞きたい音を聞き取りやすくするらしい。
 さらに、この筋肉をつかさどっている脳の部位が心臓にも関連しているらしい。このため心拍の減少やRMSSDの増加などが見られたのかもしれない。

コメントを残す