必要な引用文献
先生からご指示を受け、追加した論文を記載する
・音声の種類や特徴によって、人間の感情や生理的反応が変化する
Kassam, K. S., & Mendes, W. B. (2013). The effects of measuring emotion: Physiological reactions to emotional situations depend on whether someone is asking. Emotion, 13(6), 1-6.
・ASMRの研究の内、人の声を使用した研究
Engelbregt, H. J., Brinkman, K., van Geest, C. C. E., Irrmischer, M., & Deijen, J. B. (2022). The effects of autonomous sensory meridian response (ASMR) on mood, attention, heart rate, skin conductance, and EEG in healthy young adults. Experimental Brain Research, 240(7), 1727-1742.
・心拍変動と情動制御の関連を調べた研究
村瀬, 亮一, & 中村, 太一. (2004). 視聴覚刺激による情動の変化とその生理的反応. 産業医科大学雑誌, 26(4), 123-126.
・HRVとレジリエンスの関連を調べた研究
An, E., Nolty, A. A. T., Amano, S. S., Rizzo, A. A., Buckwalter, J. G., & Rensberger, J. (2019). Heart rate variability as an index of resilience: A review of recent literature. Military Medicine, 184(11-12), 525-530.
LPPの研究
Reducing auditory hypersensitivities in autistic spectrum disorder: preliminary findings evaluating the listening project protocol(自閉症スペクトラム障害における聴覚過敏の軽減:リスニングプロジェクトプロトコルを評価する予備的知見)
他にもこれらの論文は使えるかもしれない
Different Types of Sounds and Their Relationship With the Electrocardiographic Signals and the Cardiovascular System – Review(さまざまな種類の音と心電図信号および心血管系との関係 – レビュー)
音、騒音、音楽が人体に与える影響についての研究は長年行われているが、未解明な点が多い。本論文はこれらの影響を包括的にレビューし、特にHRV(心拍変動)に焦点を当てた。HRVは、音や騒音の刺激により高周波成分(HF)や低周波/高周波比(LF/HF)が変化し、低周波(LF)も騒音により変動することがわかった。また、GSR(皮膚電気反応)は音楽刺激によって変化した。多くの研究で実験デザインに制約があり、対照群の欠如や刺激の変動がみられた。良い実験デザインの例として、ヘッドフォンの使用や被験者の快適な姿勢が挙げられる。
Vocal Attractiveness Increases by Averaging(声の魅力は平均化によって増す)
声の魅力は、聞き手に大きな影響を与えることが知られており、「美しい音は良い」という固定観念が、声の持ち主の交配、就職、選挙での成功に具体的な影響を及ぼすことが示されています。通常、魅力的な声は潜在的な交際相手に望ましい属性を示すものと考えられていますが、この説明だけでは男女両方の声が評価される一般的な社会的文脈における選好を完全には説明できません。研究では、聴覚モーフィングによって声を平均化すると、話し手や聞き手の性別に関わらず、声がより魅力的になることが示されており、この現象は声の質感の滑らかさとピッチの類似性の向上によってほぼ説明できることが示されています。これらの結果は、顔の加齢効果と同様に、加齢によって声の魅力が増すという現象を初めて証明するものであり、音声知覚の中心的な特徴としてプロトタイプに基づく符号化を強調し、顔と音声知覚のメカニズムの類似性を強調しています。※ブラウザの好感度がうまく調整できなかったら使えそう
More than a feeling: Autonomous sensory meridian response (ASMR) is characterized by reliable changes in affect and physiology(感覚以上のもの 自律感覚経絡反応(ASMR)は、情動と生理の確実な変化を特徴とする。)
Heart rate variability Can it serve as a marker of mental health resilience (心拍変動は精神的健康の回復力のマーカーとなりえるか?)
Electrophysiological evidence for an early processing of human voices(人間の声の初期処理に関する電気生理学的証拠)
顔の処理と同じように人の声に反応する脳領域のお話
Reliability of Physiological Responses Induced by Basic Emotions: A Pilot Study
感情と生理指標の関連についての論文
Emotional responses to auditory stimuli(聴覚刺激に対する感情的反応)
リンク切れで断念
The effects of autonomous sensory meridian response (ASMR) on mood, attention, heart rate, skin conductance and EEG in healthy young adults(健康な若年成人における自律感覚絶頂反応(ASMR)の気分、注意力、心拍数、皮膚伝導度、脳波への影響)
使えるか分からない研究
・Music structure determines heart rate variability of singers(音楽構造が歌手の心拍変動を決定する)
合唱はウェルビーイングを高め、心拍変動(HRV)と呼吸の連動を促進する。特に、ゆったりとした呼吸時の呼吸性洞性不整脈(RSA)は心血管系に良い影響を与える。研究では、歌唱がHRVとRSAに及ぼす効果を健康な成人で検証し、歌唱が心臓と呼吸の調和をもたらすことを示した研究。
・The Pocket Guide to the Polyvagal Theory: The Transformative Power of Feeling Safe
ポリヴェーガル理論のポケットガイド: 安全を感じることの変容力
同様の内容。声が身体に与える影響について説明しています。具体的には、歌うことが社会的関与システム全体を活性化する機会を提供し、吸気と呼気のサイクルを通じて迷走神経の影響を調整する方法を示しています。この調整は心拍数を増減させ、自律神経系の状態を安定させることができます。また、声を使うことが顔、頭、咽頭、喉頭の筋肉の神経調節を含むことが強調されています
・The effects of different voice qualities on the perceived personality of a speaker(異なる声質が話し手のパーソナリティ知覚に及ぼす影響)
話し手の声質が聞き手のパーソナリティ評価に与える影響を調査し、特に微笑み声が肯定的な評価を受け、きしむ声が否定的に受け取られることを発見しました。また、男性と女性の話し手では声質による評価に違いがあることも明らかにしました。