難消化性デキストリン

賢者の食卓(難消化性デキストリン)は,食後の血糖値の上昇を抑える働きがあるという。ならば,睡眠の質や安静時心拍にも影響があるのでは・・・。8月に入り自堕落な生活や学会準備,家族サポートなどに晒され,深夜にフライドポテトや豚骨ラーメンを食う日々。それなのに何故か安静時心拍は60に・・・。これは難消化性デキストリンによる効果と言えそうである。2kgでまとめ買いすれば一食あたり15円程度,これはもう誤差範囲である。

難消化性デキストリンは食物繊維で,小腸で消化されず大腸に到達し,大腸菌の餌となり,短鎖脂肪酸を作る。短鎖脂肪酸は炎症を抑え込み,免疫機能を向上させる働きがある。炎症がおさまると副交感優位になるためRHRが下がるという話であるが・・・。実際難消化性デキストリンで睡眠が改善するというエビデンスもかなりあるようである。酪酸塩の話は,脳が強くなる食事の著者によって説明されている。パンやパスタの食べ過ぎは「うつリスク」を高める…小麦に含まれる「グルテン」が巻き起こす免疫大暴走の怖さ。・・・改めて読んでも,その先進性に目を見張る内容である。乳化剤やアルコール,ストレス,そしてたぶん小麦は,腸の透過性を増し炎症を引き起こし,これは全てうつに繋がる。上皮細胞を保護する粘液は食物繊維と,それが分解された酪酸塩に依存するというのだ。

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