脈波カー(計測部分を基板化する)

脈波カーは,1年の時を経て,割りとまじめにバージョンアップ中だ。どうにも複雑でカサが張るので,脈波アンプ+電源+マイクロコンピュータ部分を専用基板にまとめモジュール化した。単4一本で駆動する。ペン先部分は,0.38mmの三菱リフィルが使いやすい事がわかった。アームの尖端にうまく固定するのは課題だが,きちんと固定すれば美しく測れる(サムネイルを御覧ください)。

脈波カー 20150406-211309-76389420.jpg 20150406-211310-76390232.jpg 20150406-211308-76388616.jpg

EagleFile:PVcar

あとは,ステッピングモーター制御部分を基板でモジュール化するだけ・・・なんだが,難航しとります。というのも,ステッピングモーター駆動に使ってたモータードライバICMP4401がディスコン(生産中止)になってしまったのだ。現在代替品を探してる最中ですが,なんせ不慣れなものでさっぱり・・・まぁ明日には部品が届くので,どうにかなるのでは。

調査ファイル:replace4401

部品表:PVcarParts

脈波カー(計測部分を基板化する)」への3件のフィードバック

  1. 翔ちゃん,チェック早すぎだよー

    長年の悩みなんだけど,卒論生達やっぱり計測めんどくさいんじゃ・・・計測器のドライバは認識したりしなかったり,波形は途中で怪しげな値になり,計測器はどれがアタリかわからない。。。

    春休み中,ろくすっぽ計測が進まないのは,学生がオロカだかではなく,単に道具が使いにくいからなのでは。。。というわけで,スタンドアロン計測器や,極論もうメモ帳に移せばイイジャンという発想で,測定の簡素化を進めます。見た?↓
    http://protolab.sakura.ne.jp/OPPL/?p=694

    新しい卒論生の何人かには,新しい計測器を使ってもらい,問題点を洗い出してもらうor教育・研究用に面白い使い方を考えだしてもらう,などの「新しい計測手法を考える」系で卒論を書いてもらおうかと。

    オープンキャンパスや付属高校への授業でデータをとらせてもらい,それをもうそのまま卒論にしちゃおうかと。学生の質も変わっているし,伝統的な研究スタイルにこだわらず,方法論や教育への応用なども視野に入れ,「素朴だけどたしかに役に立つ」情報を卒論で積み重ねていってもらえればいいなと思ってます。

    具体的に言えば,香りの効果が無いことを確認するような研究よりは,ポータブル心電計でサバゲ中のHRをとるために電極の貼り方を工夫しました,みたいな小さな積み重ねを重視しようかと。
    インタラクション2015に参加して僕は変わってしまったのかもしれない。

  2. たまたまアクセスしたのが更新直後だったんですね笑

    OPPLの記事も見ましたよ。
    しかも卒論でそういったテーマを扱うとなると,更にかゆいところに手の届く機材に改良されていきますね。
    K研では市販の機材を使っていますが,なにぶん電極線が太くて重い!
    EOGを測るときなんてもう最悪です…

    こういった現場で起きる大変さというものを経験しないと,なかなか自作アンプのありがたさは学生は理解し難いのかもしれませんね笑

    工学系がメインとはいえ,先日のインタラクションでもDIYが基本でしたし,
    研究の幅を広げるためにも不可欠な能力だと日々痛感しています。


    こちらは認知科学会へのエントリーが完了しました。この件についてはまた別途報告させていただきます!

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