生理心理学実験-TA引継ぎ

前書き
 この授業のTAは,他の授業より能動的に動き,高い専門知識を持って優しく教えつつ,時間配分を常に意識しないといけない気がした(足りない資料は自分で作り,先生から指示なくても動く!).なにより大事なのが,限られた授業時間で実現する研究計画作りで,程よい難易度で班員が脱落することなく楽しく終わればいいな3年半を通して感じた.先代のTAには,「フリーライダーを撲滅せよ!」と言われた気がする.このブログに足りない情報は,各代のTAで補足するのじゃ(2023~2025年TAより).

測定リンク
・皮膚温:https://kodamalab.sakura.ne.jp/M2TP/showchannels.php
・発汗(単体):https://kodamalab.sakura.ne.jp/M2/showchannels.php
・心拍数と発汗:https://kodamalab.sakura.ne.jp/M5log/showchannels.php

*引用文献は,各自で探してこのブログに追加しておいてください.
*充電放置して帰ると,計測器内のリチウムイオン電池が爆発する可能性があるので,必ず充電を終えてから帰宅してください.計測器が故障したら適宜メンテしてください.電極の在庫がない場合は,助手に購入依頼を出す.

特殊な装置類
・Coospo:腕に巻く心拍センサー.女性でもHRVを測れる→EliteHRV対応.
・PolarUnite:この解説動画と,152ブログにログインしてこれを確認
・PolarH10:先生作の解説動画を確認.データはkubiosでcsvをダウンロード.
・BF装置:皮膚温BF(重田・長野,2025),ECG(神谷・重田・長野,2025)
・アイトラッカー:この解説動画だが,今はProccesingでなくUnityアプリかな.
・フィノメーター:おすすめしない.

授業スケジュールの概要
・前期はゼミ希望の受講生が多く,後期は色々とあり出席率は低めに感じた.
・あとは,後期の方が長期休みを挟むためプレゼン作りに時間を多くさける.

・1回目:ガイダンス.TAが計測機の使用法と生理指標の説明を行うかも.
・2回目:実験計画を立てる.出席率を上げるため楽しさ重視で接する.
・3回目:実験計画を定め先生に確認してもらうため,早めに終わらせ予備実験.
・4~6回目:測定回.実験者・実験参加者・分析を交互にやる.TA繁忙期
 →廊下にパイプ椅子を出し,計測器のメンテや実験刺激等の準備もする.
 →2要因分散分析自体がわからない学生が多いため,解説資料,動画を配布する.
・7回目:分析回.発表会までの1週間でメンバー間の連絡が途切れ仲が悪くなる可能性があるため,なるべくword・パワポ共に考察以外はすべて終わらせる.
・8回目:発表会.次の測定に向けて詳しく講評した方がいい.発表資料は,当日の朝まで作成しているグループが多いため,予め言う目星をつけた方が良い.

2要因分散分析の解説動画
・参加者間計画:こちら
参加者内計画:こちら
・混合計画:こちら
*統計ソフトは,わかりやすさと導入重視でjs-starを推奨する.

授業準備,配布物
(プロジェクター,教室の机掃除,室内温度は前提とする)
・1回目:計測機の準備(皮膚温,発汗)→計測方法の解説動画(一部ミス)
・2,3回目:計測器充電.実験刺激が入った大きい箱×2,ゴルフ,空き缶,ナーフ等を用意する.先生が忘れていたら,下記の研究計画書作成例を必ず添付する.
・4~6回目:計測器充電,実験刺激準備.廊下にパイプ椅子と学習机,扇風機やヒーターも.過去にTAが作成した発表スライドとレポートを作成例として配布.上記の2要因分析の資料も配布する.教室を室温を計測用に整え,パーテーションも用意.
・7回目:基本なし.
・8回目:発表後,次の計画を立てる場合は計測器の充電と実験刺激Boxの用意.

*TAが過去に作成したレポート,パワポは先生から指示はないが絶対,受講者に共有した方が良い.共有しなかった回は,けっこう悲惨で「タイトル→目的→考察」の3スライド構成だった・・・

注意事項
・TAが2人いる場合は,E-151・152に分かれて教える.一緒にいると片方の部屋が教えられないため注意される.
・授業時間の管理には常に注意を払う.実験計画書を提出できなかったり,測定回の時間がおしてしまったり,先生の説明に間に合わなくなるため,心配だったら都度「何時までやればいいか」先生に聞く.
・初回授業前に,履修コードを教務で聞いてチームに入る.先生に管理者権限を追加してもらい,グループごとにチャンネルを作成する.
・先生が遅れた,あるいは休まれた時は,TAが授業を進める.出欠確認はFormsを作成して行い,集計したファイルをそのまま先生に送ると良い.名簿がないため,一人ずつ点呼するより,こっちの方が早いと思う.
・メンバー間で喧嘩が始まったらTAが必ず仲裁に入る.場合によっては,やりやすいチームに移動してもらう.1グループ4名がほどよい.
・受講者数が多い時は,テーブル5つ用意する.パーテーションどける.

TAのレポート・パワポ作成例
・仮想事故直前と直後の心身の変化について→ Unity×VR×ドライブシミュレーター
・オンデマンド授業受講時の視線が課題成績に与える影響→ 視線×学習

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