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MMD その2

前回のつづき
今回はMMDモデル、モーション、カメラの導入と操作方法について解説する。

MMDモデルの導入
※特段モデルが何でも良い場合は3.モーション・カメラモーションのダウンロードまで読み飛ばしてほしい。
MMD向けのキャラクターモデルのデータはPMXという拡張子の付いたデータが用いられている。ニコニコ立体やpixiv、YouTubeなどで無料公開されている者やboothで有料公開されているものなどもある。また、初期状態でもいくつかのMMDモデルがMMDに入っている。


1.モデルのダウンロード
 上記の通り様々な媒体で公開されていることから検索エンジンにて「○○(キャラクター名など)、MMDモデル」という風に検索するのが最も手っ取り早い。動画サイトの場合は「○○(キャラクター名など)、MMDモデル 配布」などと入力するとよい。
今回はこのサイトよりShiniNet式 メジ〇マoクイーンをダウンロードする。
 ダウンロードしたzipファイルを解凍し必要な場所に保存する。著作者によってはDL時に連絡やコメントを残してほしい人もいるため確認すること。
推奨:ダウンロードしたモデルはMikuMikuDanceファイル内のUserFileのModelファイルに入れると確認しやすい

2.モデルの使用
 回答したファイルには以下のデータが入っている。※()内は本画像の場合
・画像データ (ファイル)
・使用方法の説明(license(WEB))
・利用規約 (read me)
・モデルデータ  (pmdまたはpmxファイル)

ファイルの中身を確認し、利用規約や必要に応じ使用方法を確認する。
ここまで確認出来たらMMDからこのデータを呼び出す。

MMDを起動し、左下のモデル操作の「読込」をクリック。
展開したエクスプローラーから展開したいモデルデータであるpmdまたはpmxファイルを選択する。

「モデル情報」で「OK」を選択

このように読み込めれば完了。最後にモデル操作の登録をクリックする。
以下どの操作でもそうだが、登録をクリックしないで他のモデルや他の設定を触ろうとするとそれまでのデータは保存されず、リセットさせられるので注意。
※青や赤の〇や🔲はボーンと呼ばれるもので後述する

3.モーション・カメラモーションのダウンロードと読み込み
 モデルと同様に他のデータもダウンロードする。
 今回は曲に合わせてモデルに踊ってもらいたいため、「曲名 MMD モーション」のように検索するとよい。 また、モーションに関しては動画サイトで検索すると確認にもなるので便利だと思う。
 カメラモーションに関してはモーションと同時に配布している場合のほかに、個別でダウンロードする場合もある。個別の場合は出力の前に正しく動くか確認すること
音楽とモーションのタイミングがずれることがある。
 モデルと同様に利用規約を確認の上、zipファイルをDL、展開する。
この際、モーション、カメラモーションはUserFileのMotionに入れると展開しやすい。
 今回、モデルには西沢さんPさんのチーズケーキクライシスを踊ってもらう。モーションはTarotaroさんが作成した   • 【MMD】チーズケーキクライシス ダンスモーション【モーション配布】  のモーション、カメラモーションを利用する。展開先はMotionファイルとした。

MMD編集画面上での設定に移る。まず、キャラクターモーションを付けてみる。まず、「モデル操作」のプルダウンからモーションを付けたいキャラクターを選択する。次にその状態のまま左上の「ファイル」の「モーションデータ読込」をクリック。先ほど保存した、モーションの内ダンスモーションをクリックして指定する。


キャラクターの姿勢が変わっていれば、モーションを正しくダウンロードで来ている。登録も忘れずに。

本モーションはダンスモーション(体の動き)とリップシンク(口)が分かれていたためリップシンクのモーションも同様に付ける。
また、モーション読み込み時に画像のような警告が出ることがある。

これはMMDモデルとモーションのボーンが不一致の場合に出る警告で、このような場合動作チェックでおかしな動きをしている部分が無いか、チェックしておく事。(要はボーンが合ってないから、適応できるところだけモーションを付ける感じで良いか?と聞かれている)

 次にカメラモーションの設定にうつる。
 設定の仕方はほとんど同じで「モデル操作」のプルダウンから「カメラ・照明・アクセサリ」を選択。その状態のまま左上の「ファイル」の「モーションデータ読込」から今度はカメラモーションを選択する。


画面の表示が変わったら、これでモーション関連の設定は終了。

4.背景のダウンロード
 背景を使用したい場合、背景もモデルとモデルと同様に利用規約を確認の上、zipファイルをDL、展開する。
 使用できるファイルは様々で写真や黒一色といった画像ファイルの他、キャラクターと同じpmx形式のものも存在する。展開先であるが、pmx形式であればUserFile内のModelファイルそれ以外のAVIファイル、jpegなどはBackGroundファイルに保存するのがおすすめ。
 今回はpmx形式のヨッシー式_トレセン学園ホームを使用した。pmx形式のためモデルと同様に「モデル操作」から「読込」で読み込む。
 それ以外の画像ファイルを読み込む場合は左上の「背景(B)」から。

5.動作チェック
ここまでくると一応キャラクターを踊らせることが出来る。
「モデル操作」が「カメラ・照明・アクセサリ」になっていることを確認し画面右端の「再生」をクリックすると、カメラモーション付き(つまり動画再生時と同様の状態)で確認できる。(逆に定点から確認したい場合はMMDモデルを選択した状態で再生)
また、右上の「座標軸」をオフにするとよい。


これを出力すればそれっぽい動画にはなるが、次回はさらにエフェクトを付け、最後に出力方法の解説まで行いたい。取り急ぎ今回はここまで。

MMD その1

MMDとは「MikuMikuDance」の略称で樋口優氏によるフリーの軽快な3DPV作成ツールである(pixiv百科事典)。
元々は初音ミクを踊らせる3Dアニメーション制作ツールであり、現在ではその他キャラクターにも幅広く対応し、自作PVやキャラクターのダンス動画などがニコニコ、YouTubeに多数投稿されている。

背景や効果を凝ったり
アニメ調にも



・・・というか、キャラクター以外のアセットやモデルも多数存在し、その汎用性は幅広い。

現長野ゼミでは主にunityを用いてアニメーションや3D空間の作成を行っているが、キャラクターを踊らせる程度であれば、このソフトウェアも使えるかもしれない。
ということで、MMDの導入から簡単な3Dアニメーションの作成までの雑感をまとめておこうと思う(建前)。

以下導入に当たり、以下のサイトや動画を参考に進めていく。詳細はこちらを参照されたし。
MMDの導入を紹介している動画:
https://youtube.com/playlist?list=PL7Jbc_YxpkriO7nb-QzvDFwozgc1O3s0F&feature=shared
同作者による導入ブログ(他にもAIやDTMなど多数紹介):
https://how-to-use-music-video.com/
自作でモーションを作る方法の説明をしているブログ
https://note.com/tareire/n/n22d17c2a4c4b
初心者向けの解説動画
https://www.youtube.com/watch?v=Jp7wf4TNcA0
同じように初心者向けの動画
https://www.youtube.com/watch?v=G2vLiDWKMgY

また、使用したPCのスペックは以下の通り
プロセッサ Intel(R) Core(TM) i7-9750H CPU @ 2.60GHz 2.59 GHz
実装 RAM 16.0 GB (15.8 GB 使用可能)
システムの種類 64 ビット オペレーティング システム、x64 ベース プロセッサ
GPU NVIDIA GeForce MX250

MMDの導入

前置きが長くなりましたが、本題に入ります
まず、
https://sites.google.com/view/vpvp/
のサイトにアクセスし64bit版Windows用をダウンロード(ZIPファイルでDLすることになる)する。
note:ほかに32bit版も存在する。この辺りは自分のPCスペックを参照のこと。

ZIPファイルを適当な場所に展開しその中にある「MikuMikuDance.exe」をクリックし、起動する。
note:その下にあるreadme.txtに開発者からの説明やバージョン情報などが書きこまれている

時折見る編集画面が出てきた。
導入自体はこれで完了。感想としてはひたすらに軽い。

プロパティを開くと18.2MBくらいしかない。
unityと比べるとだいぶ軽いなぁ・・・

今回はこの辺りで。