専門演習で計測した皮膚温

1.自己紹介時の皮膚温
ポータブル皮膚温同時測定器は、4人同時に皮膚温を測れるので学習にはもってこいだ。あとは、どういうプログラムで学習するかを定めるだけだ。ややベタではあるが、ゼミ内で二人一組になってもらい、自己紹介をしてもらった時のデータを掲載する。実験スケジュールは、子供用に作成した用紙にしたがって行った。前安静3分→自己紹介4分→後安静3分の計20分で、30秒おきに参加者非利き手人差し指の皮膚温を書き留めた。前安静で徐々に皮膚温が上昇し、課題で低下し、後安静で上昇するという傾向はあるものの、前安静から低下しっぱなしという人も多い(前安静から、自己紹介で何を話そうか考えている?)ため、全体としては下記右側のようなグラフとなる。やはり真の安静は課題後に訪れるという門地説は本当のようだ。

p1

上図左側は個別グラフなのだが、

田原・鈴木→課題が嫌で予期不安も強いが、終わってしまえばすっかり忘れられる
吉田→課題中も皮膚温が上昇し続け「緊張しないの?」と聞きたくなる
小築→課題中は不安だが、課題前や課題後は何も考えないでいられる

などのような性格も現れているように思える。再現性もあるように思え、下記はダーツ中の脈波振幅(つまり血管の収縮度合い)だが、鈴木さんも田原さんも、自己紹介で皮膚温を測った時と笑えるほど一緒だ。

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2.すごろく課題時の皮膚温
こちらは、授業で毎度おなじみの皮膚温すごろくを実施した結果だ。こちらはあまり安定した結果ではないように思える。最低でも、誰がどこであがったのかわかるようにしなければ・・・。あとは、グループによって測定時間が異なるので、どうやって平均値をとればいいのか分からないのも問題だ。。。大丈夫かなー、子ども大学もダーツにしちゃう!?

sugo

・・・すごろくでもやはり、吉田くんは緊張が一切みられない。。。

エクセルファイル:enshu_temp

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