AI音声実験230419

木下実験の詩
風が吹いている。
私の身体を押し戻そうと必死になって。
それでも前へ前へと歩みを進める。
そんな私の頬を風は冷たく撫でた。
分からないほど辛くなって、何が辛いのかも解らなくなった。
堪えた涙も頬を伝ってはじめて気が付く。
躓き,よろめき,また転げる。
それでも傷まみれの身体は動く。
少しずつ、ゆっくりと。
腕を伸ばしたその先で、掴めたものは朝日でした。
やがて光は溢れだし、すべてを明るく照らし出す。
暖かく、柔らかな陽射しで。
人々が目覚め、私に気が付く。
貴方はこちらへ駆け寄って手を差し伸べてくれた。
私の脚が前に進めためのものならば、この手は一体何のためにあるのだろう。
初めて抱いた疑問を前に、私の視線は地面に向かう。
少しの時間が過ぎた後、貴方は微笑みながら語りかけてくれた。
その一言一言に私は救われた気がする。
今、私は泣いているのでしょうか?
それとも笑えているのでしょうか?
穏やかな風が吹いてきた。
それは、何かを届けるように。

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